【金融機関から提示される3つの方法】

住宅ローンが払えなくなって金融機関に相談したら、どんなことを言われるのだろうか?と心配な人は多いと思います。

金融機関には多くの方が相談に来るので、「返済が困難になったお客様には、こう対処しよう」というノウハウが蓄積されています。主に次の3つに集約されます。


①返済期間を延ばす ②一定期間だけ、返済額を減らす ③ボーナス返済を見直す


本当に大変な状況にある人に対しては、①と②を組み合わせるなどして臨機応変に対応してくれます。金融機関が返済猶予などの条件変更に迅速かつ柔軟に対応するよう、金融庁からの要請も出ています。

現状では困っていない人も、いざという時のために知っておいたほうがいい方法です。


【ボーナス返済は即刻やめるべき】

「①返済期間を延ばす」を選んだ時のリスクは、住宅ローンの総返済額が増えてしまうこと「②一定期間だけ、返済額を減らす」方法を採った時のリスクは、将来の返済総額が増えてしまうこと。これらについては、なるべくリスクを回避しつつ、効果的に活用する方法を金融機関と検討してください。

とりわけすぐに実行したいのが、「③ボーナス返済額を見直す」です。

会社経営が苦しくなると、真っ先に減らされるのが残業代やボーナス。次が基本給で、それも限界となれば、いよいよリストラということになります。最近では私達が普段取引している某住宅建材メーカーの大規模なリストラ等、これからは、こうした事態が他の業界でも起きる可能性があります。

残業代については、安倍政権時代の働き方改革によって減っているという会社も多いかもしれません。ただし、ボーナスについては、減額されながらも一応は支給されていたのではないでしょうか。

ところが、これからはボーナスもかなり減りそうなので、住宅ローンをボーナス払いにしている人は、ボーナス時の返済を見直してみる必要があります。

実は、住宅ローンではボーナス併用払いが多く、半数以上の人はボーナス払いを併用しています。銀行で住宅ローンを組む際に、「月々7万円、ボーナス払い30万円なら、返せますか?」と聞かれると、それなら何となく払えそうな気がする人が多いからです。

【返済してはじめて気づく、ボーナス払いの落とし穴】

ただ、実際に支払いが始まると、通常月の返済は7万円でも、ボーナス月は月々の7万円に加えボーナスの30万円を支払わなくてはならないので、支払額は37万円となります。30万円支払えばいいと思っていたものが37万円なるのですから、かなりの負担です。

しかも、今後ボーナスがカットされてしまうと、この額は払えません。ですから、なるべくボーナス払いをやめるようにしましょう。

「ボーナス払いをなくして、月々の支払い額を増やす」というのは、年間の支払額の配分を変更するだけなので、金融機関も簡単に応じてくれます。


たとえば、3000万円を金利1.5%、35年ローンで借りた場合、2000万円を月々返済にし、1000万円をボーナス返済にすると、月々の返済額は6万1236円ですが、そのかわりボーナス月の返済額は24万5382円(内ボーナス加算は18万4146円)と、かなり大きくなります。

これを、すべて月払いにすると、月々の返済額は9万1855円で、3万円ほど返済額が増えます。ボーナス払いをやめれば、その分、月々の支払額は増えます。


それでもなんとか家計をまかなえるように、光熱費など無駄を省いてコストダウンしておけば、ボーナスをカットされても、それほど慌てずにすむかもしれません。

今の状況でも、家計をやりくりすれば月々に支払う住宅ローンの額を増やせるという人は、できる限りボーナス払いをなくす努力をしましょう。そう言う観点からも高気密、高断熱の住宅はランニングコストも押さえられるメリットも大きいですから是非最初から人生の計画において考えてみては如何でしょうか。


https://www.jhf.go.jp/files/400352693.pdf

住宅金融支援機構 参考資料




30回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示